当初、根尾川の上流部『根尾東谷川』か『根尾西谷川』への釣行を計画。“谷釣り”に行くなら「僕も行くよ!」とF.スタッフの朝賀さんが同行することになった。彼は、今月20日に発売されたGijie8月号でも“谷釣り”の特集で記事を書いているが、暇さえあれば“谷釣り”か“沢登り”な男である。そして、カメラは社長に依頼。(怒られるかも・・・・・・)
6月23日、前日の夕方から降り続く集中的な雨で増水が予想されるけど、「ダメなら諦めよう!」と朝4時に出発。高速道路を走行中、長良川と揖斐川の上を車が通過する。「ひどいな!」「1mは上がっているね!」「無理だな!」と運転席の朝賀さんと助手席の社長が話している。「上流は大丈夫ですよね!行きましょう!」と僕が話に割って入る。「行くだけ行ってみる?」「そうだね。」と、取り敢えず引き返す空気はなくなった。
まずは、東谷川を見に行く。「無理だな!」と、あっさり西谷川へ。その西谷川も少し上流まで車を走らせたところでゲートが道を塞いでいる。「通行止め?」「土砂崩れか・・・・・・」「仕方ないね!」と車の中は帰るムードに・・・・・・途中、根尾川沿いにあるログハウスのカフェに寄り、今日のこの先を打ち合わせする事になった。全然関係ない話だけど、このカフェのモーニングサービスは凄かった。「この辺りでこれだけ増水しているなら、ほとんど全滅かな?」と朝賀さんと話していると「ダメかもしれないけど、板取を見に行ってみる?」「なんとか釣りは出来ると思うよ!」と社長が言い出した。「是非!行きたいです!」
板取川に到着したのは、昼食を済ませて2時過ぎになった。まず、釣りが出来るか確認するため少し上流まで車を走らせる。「全然、大丈夫だね!」と朝賀さん。やっとロッドが振れる。それだけでとても嬉しい気持ちになってきた。遊漁券を購入し、準備開始。しかし、ここは、名古屋よりほど近いメジャー河川。車でのアクセスの良さと入渓のしやすさからプレッシャーは高く攻略するのは難しい川らしい。しかも、今日は谷釣りのロッドしか持ち合わせていない。この川幅なら6’4”は欲しかった。
残り時間もそんなにあるわけではないので社長が知っている実績ポイントだけを回ることになった。最初のポイントに到着。上流に荒瀬があり対岸の岩盤に流れがぶつかる好ポイント。下流には大きな淵が形成され、数匹のアマゴが泳いでいるのが確認できる。まず、朝賀さんが先行する。勿論、いつもの“ブラックカラー”。すると早速、アマゴがヒット!僕は、ナチュラルカラーの蝦夷50Sから。いきなり尺上のイワナがチェイス。ヒットには至らなかったが、この先が楽しみになってきた。朝賀さんを見ると、ちょうどランディングに入るところだった。綺麗なアマゴだ。そして、僕を見て、「やっぱりブラックカラーだよ!」と薄笑い。僕はフッキングに持ち込めないチェイスが5連発。休憩しながら朝賀さんの攻め方を聞く。さらに会話は弾み、お互いのタックルへと進む。
「次のポイントに行くよ!」と社長。車に乗り込み下流に15分ほど走る。さっきのポイントと同じようなシチュエーションだ。このポイントは朝賀さんも僕もノーチェイスだった。さらに下流へ車を走らせる。今度は、川が大きくS字にカーブしている。入渓場所からルアーチェンジを繰り返し丹念に攻め上がる。上流に行くにつれて流れが強よくなり、瀬の流芯に岩が沈んでいる。ここで僕が選んだのは、ヒラ打ちアクションのアレキサンドラ50HW。その岩ギリギリにキャスト。少し沈ませてからシェイク気味に誘う。すぐに反応があった。ロッドに確かな手応えを感じた。後で社長がカメラを構えている。バラすわけにいかない。心の中で少しプレッシャーを感じながら、なんとかランディング。25cmの綺麗なアマゴだった。社長に写真を撮ってもらっている最中、少し下流側で朝賀さんのロッドが弧を描くが直ぐに元に戻った。
この板取川も朝から一日掛けて攻めたらなかなか楽しい釣りが出来る様な気がする。生意気を言うと20cmから25cmくらいのあまごが5,6匹は釣れそうな気がする。ほんと、生意気かも。