またまた北海道へ……。久しぶりに『サーモンフィッシング発祥の地』“忠類川”に行ってきました。今回は、川に入って間もない銀色の“カラフトマス”を釣ることを一番の目的に、そして後半はゆっくり世界自然遺産にも登録されている知床の大自然の中で【川の宝石】と称される“オショロコマ”を狙う予定で息子の僚佑と2人で出掛けてきました。
「銀ピカのカラフトマスをコンスタントに釣って、バッチリ写真を抑えて、オショロコマに程良く遊んでもらって、まだ時間があったら、ホエールウォッチングなんていうのもいいね。」などと飛行機の中で甘く贅沢な釣果と釣行をイメージしながら中部国際空港から千歳空港を経由して中標津空港へ向かう。
到着後、まずはレンタカーを借りに行く。勿論、事前に予約してあるから簡単な手続きをして受け取るだけ。レンタカーの受付の女性に美味しい食事処を紹介してもらい、そこで昼食を済ませる。到着初日は軽く知床半島をドライブすることに。北方四島の国後島を右手に見ながら海沿いを走る。“北の国から”のロケ地『純の番屋』、“本気で熱い”露天風呂の『熊の湯』、雄大な『羅臼岳』、などなど観光気分を少しだけ味わう。今回は食べなかったけど、以前来た時に食べた羅臼 “まるみ食堂”の『イクラ丼』は、美味しいけれど“量”が普通じゃない。過去2度チャレンジして“完食”は無理だった。さらに半島をゆっくり周遊する。知床半島には幾つのも小さな川がある。たくさんのオショロコマが賑やかに棲んでいる様が道路からでも想像できる。
忠類川初日。朝5時から釣るつもりが起きたら7時。まぁ、いつもの事だけど……。寝坊ついでに旅館で朝食を頂き、川へ着いたのは9時頃。まずは最下流部のエリアへ。それらしいポイントには数人のアングラーが立っている。せっかくなので声を掛けてみる。「どうですか?釣れてますか?」「魚は少ないけど釣れるよ!」と返事をくれる。数人の方に聞いてみるが皆さん同じ返事。下流部でなんとなくロッドを振ってみるがノーチェイス。
午後から上流へ向かう。30分ほど釣り上がった所で待望のファーストヒット。「おっ!大きい?」独り言と心地良いドラグ音を聞きながらランディングに持ち込む。綺麗な銀色のカラフトマスだ。「写真、写真。」とロッドを置き、カメラをバッグから取り出す。準備が出来たところで撮影に。「あれっ?いない?逃げられた!」ウロコが落ちないように気を付け過ぎたのが失敗だった。その後、初日ということもあり、釣り上がって次々にポイントを探っていく。クローズになる夕方5時までコンスタントに釣れるも最初の銀ピカの様な魚体は見る事が出来なかった。
僚佑の方はというと、まさかのノーキャッチ!ヒット数は、僕より多い20回程度あったものの水面まで浮かせた最初の“首ふり”で“フックアウト”が多かったらしい。「おまえ、下手になった?少しブランクがあるから感が鈍ったんじゃない?」 「おかしいなぁ~。なんでだろう?」なんて言いながら初日の釣りを終えた。
忠類川2日目。またしても起きたら7時過ぎ。本日は実に厳しかった。結論から言うと僕は、まさかのノーフィッシュ。前日の僚佑同様、ヒットはするものの最初の首ふりで外れてしまう。逆に僚佑は確実にランディングしていた。口にはしなかったが、きっと彼は心の中でこう言っていたと思う。「お父さん、下手になったんじゃないの?あまり僕と変わらないじゃん。」しかし、3時過ぎに掛けて水面まで浮かせた銀ピカのカラフトはデカかったなぁ……。ラインブレイクさえしなければ……。本当に……。
忠類川3日目。今釣行の最終日。本当は知床の大自然の中でオショロコマと遊ぶ予定だったのに……。昨日の釣果ではとてもそんな気分にはなれなかった。今日は、前日までの2日間で感じ、知り得た状況から一番攻め易い水深で且つ、多少休息を取るであろうポイントに的を絞り、しっかりと早起きをして6時から川へ入る。流芯の真下に銀ピカがいる。流芯から少し外れた場所にまだ銀色のウロコを残すカラフトがいる。流れの際に少し色が出ている魚体がいる。そして両サイドにしっかり色が出ている魚体がいる。最初の2日間でそんな風に感じた。ルアーは圧倒的にシュガーディープ80Fが良かった。その80Fをメインにアップクロスにキャストする。そして、リーリングを早めに一気にボトムまで潜らせる。ポイントとなる位置でルアーの頭の向きを変え、ゆっくりと誘う。そして、ヒット!というスタンダードなシナリオが有効だった。
今日はポイントを変えず、一つの大きな“流れ”だけに的を絞る。1時間が経過。無反応。「ひょっとして、外した?」2度3度と頭に浮かんでくる。ようやく一つ目の“波”がきた。僕にも僚佑にもヒットする。2匹づつキャッチしたところでまた反応が無くなった。また1時間が経過。2回目の波が来る。僚佑にフレッシュな1匹がヒット。この繰り返しで午前中だけで充分満足できる釣果となった。
この3日間を振り返ると多彩な色のカラフトマスを見る事ができ、少しだけ学者気分も味わった。銀ピカのサクラマスの様な魚体。ランドロックの銀毛ヤマメのような魚体、本流アマゴのような魚体、ウロコが少し色付いている魚体、完全に色付いた魚体などなど。詳しいことはよく分からないけれど、もう少し長い時間滞在してもっともっと釣ってみると詳しく説明できる何か面白い事が見つかるかもしれない。また近い将来チャンスがあれば狙ってみたいと思います。
最後に、忠類川のサーモンフィッシングには事前の申し込みが必要ですので少しだけ説明しておきます。一番簡単な方法は『忠類川サーモンフィッシング』のHPから申し込みを済ませるとスムーズです。早めに申し込みだけ済ませ、それから釣行日程を決める方が無難かと思います。シングルフック等のレギュレーションもありますので事前に確認は必要です。8月の“強い引き”が楽しめる銀ピカをはじめとする多彩な色のカラフトマスを中心に狙って釣るのも面白いし、9月以降の神秘的な体つきに様変わりしたパープルのカラフトマス(通称:セッパリとかピンクサーモンと言われている。)とシロサケ(通称:チャムとかドッグサーモンと言われている。)を狙うのもいい。シロサケの鱒族とは思えない“歯?”“キバ?”を自身の目で見て下さい。驚きますよ!