昨年の9月 幸運にも2度目のアラスカ釣行に参加させてもらった。この釣行はGijie No.132
にも掲載され、僕の写真も数点載っていたから、より一層記憶に残る釣行となった。この2度目のアラスカ釣行は前編と後編に分けて書いてみました。
出発前の事前情報では、かなりドリーバーデン(オショロコマの降海型)が釣れているということだったので、今回は5cm~7cmのミノーと5g~7gのスプーンを中心にタックルを揃えてみました。そしてもう一つ気になったのが渇水気味だという情報。前回は増水だったので今釣行とは水量にかなりの差が生じ、ポイントも大きく変わってしまうのでは?というところが心配でもあり楽しみでもありました。
《釣行1日目》
初日の舞台となったのは昨年の釣行記でも紹介したタンニン色の“ディープクリークリバー”。僕の中でも一番思い出深い川である。まずは入川した場所から下流側へ。同行者がそれぞれポイントに散らばっていく。僕もキャスト開始。まずはリッジ70Sから。丁寧にポイントにルアーを流し込んでいくがメインターゲットのシルバーサーモン(ギンザケ)もスチールヘッド(レインボートラウトの降海型)の気配もなく、ヒットするのはピンクサーモン(カラフトマス)ばかり。同行者の人数も多いため、一人一人が探れるポイントは限られてくる。しかも地元のアングラーは自分のお気に入りのポイントがあるらしく全く動こうとしない。結局下流域ではピンク以外の魚を確認することは出来ないまま上流に移動することにした。
少し先に上流に向かった同行の伊藤さんが好ポイントに入った。そのポイントは上流に瀬があって対岸に勢いよくぶつかり、ゆっくりとした流れに変わる。そして川幅が少し広くなり穏やかな流れがしばらく続き、その後また瀬となる。僕は伊藤さんより上流の瀬に入らせてもらい出来るだけ流れの遅いボトムラインを通していく。数投で伊藤さんのロッドが大きく曲がった。明らかにピンクの引きではない。水中で暴れているシルエットを見る限りなかなかのサイズだ。岸に寄ってきたのは70cm近いシルバーだった。いよいよアラスカ釣行最初の“撮影会”が始まった。伊藤さんが写真を撮っている間、僕も伊藤さんがヒットさせたポイントに入らせてもらうことにした。DCMにルアーをチェンジしてアップクロスにキャストする。魚が居着いているであろう対岸際のボトムへミノーをドリフトさせながら流し込んでいく。ミノーがポイントに差し掛かったところで小さな反応があった。すかさず合わせると一瞬にしてロッドが孤を描きドラグが鳴り響く。ドラグ音とロッドの曲がり、手に伝わってくる感触からすぐにグッドサイズだと確信した。水面まで浮かせて初めてスチールヘッドだと分かった辺りから緊張と興奮が入り混じってきた。しかもかなり大きい。ゆっくり時間をかけて生涯初のスチールヘッドを無事ランディングまで持ち込む事ができた。体高もあり精悍な顔つきのオスだったから80cmは軽く超えていると思ったが計測してみると以外にも78cm。しかし、初めてのスチールとしては申し分ないサイズだ。嬉しい。
話は変わるが、ここアラスカではスチールヘッドは特に手厚く守られている。釣り上げたら出来るだけ早く、ダメージを残さずにリリースしなくてはいけない。ということで写真を淡々と撮っていく。尾首がとても太いので少し手こずったけど、優しくリリースしてあげた。しばらく余韻に浸りながら伊藤さんと話をしていると、ヒットカラーが二人ともピンクバックのミノーだった。偶然かな?それとも今年のヒットカラーかな?
再びキャストを開始する。と、すぐに下流で釣りをしていた同行者が「物凄い数の魚が溯上してきたよ。」と教えて来てくれた。せっかく教えてもらったのだが僕は下流に行くのではなく上流に行ってみることにした。理由は昨年何度もバラした好ポイントがもう少し上流にあるからだ。ワクワクしながらそのポイントまで釣り上がっていく。しかし、昨年あった好ポイントは減水のためなくなっていた。とても遡上魚の大きな体が定居するスペースはなかった。仕方がないので下流まで戻ることにした。
暫く下るとアングラーの数も増えてきた。川の中を覗いて見ると物凄い数の魚が泳いでいる。しかし魚影は小さい。どうやらドリーバーデンのチビサイズのようだ。ミノーもサイズダウンして5cmのバフェットミュートにしてみる。まずはポイントにミノーを通す。無反応。何百匹もいるのに一匹も反応しない。今度はサイトで狙う。ドリーバーデンの鼻先にルアーを通すとようやくヒットした。初めて見るドリーバーデンは銀毛色のチビサイズだった。ロシア釣行の際に釣ったアークティックチャー(北極イワナ)と大きさこそ違うが、どう見ても同じ“魚”のように見える。その後も数匹のドリーバーデンを追加するがサイズは伸びない。あっという間に昼食の時間となった。夕まづめに再び“ディープクリーク”に入るが、その後反応はなかった。
《釣行2日目》
2日目は氷河色の“キーナイリバー”の中流域。最初に選んだポイントは少し森の中を抜けないと川へは出られない。暫く森の中を歩いていくと特大の熊の足跡があった。しかもついさっき歩いたような新しい足跡だ。危険だ!と判断して次のポイントに移動することになった。今度はもう少し上流から森を抜けて川に出る。すると辺り一面物凄い数のレッドサーモンが泳いでいる。今日はレッド中心の釣りになりそうだ。早速、キャスト開始。次々に同行者のロッドが曲がり始める。メスの反応はとてもいいのだが、オスは鼻先にルアーを通さないとなかなかルアーに食いついてはくれない。魚の数が多いだけに少しでも気を抜いているとスレ掛かりも多くなる。
川が赤くなるほどのレッドの群れの中に明らかにレッドとは違うスピードで泳ぐ黒い影が時々視界に入る。サイトでグッドサイズのレッドのオスを狙っていると後ろから黒い影がルアーに襲いかかる。一瞬でドラグが鳴き出し、魚は突っ走る。ランディングしたのは70cm級のシルバーだった。このポイントはプールになっていて流れが弱いので難なくランディングする事ができたが、本流だったら厳しかったかだろう。少し上流へ向かい、今度はキーナイの本流筋を攻める。同じ魚でもやはり“引き”が違う。沢山のレッドと遊ぶことが出来た嬉しい楽しい2日目だった。
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今釣行のタックル紹介
Rods ufmウエダ SST-77H改
ufmウエダ SST-86H
ufmウエダ SLT-77H-Ti
Reel DAIWA EXSIST 2508
DAIWA CERTATE 2508
Line VARIVAS BigTrout 8lb~14lb
Lure TACKLEHOUSE BITSTREAM SS73
FD73・F95・FMD95・FD95
Buffet mute 50・S75
NORTHCRAFT Giulia・DCM
ZipBaits Rigge 70F&S・90F
ZipBaits ZBL 9F
Bassday SUGER DEEP 70F・90F
ArtFishing Bite 5,5g・7g・10g
13g・16g