午前三時。「おはようございます。」「おはよう!」今日ご一緒するのは、いつもリバーサイド店に遊びに来てくれる常連のSさん。Sさんは僕の知らないトラウトルアーフィッシングのイロハを教えてくれる親切で素敵な紳士。シーズン中、何度も長良川・揖斐川にサツキ狙いでご一緒して頂いたりもしました。
「今年のサツキは全くダメだったけれど、最後にいいアマゴがでるといいですね。」と、今回、二人で『 石徹白川 』へ“ラスト”を飾りに行くことになった。そんな今シーズンのサツキ釣行を二人で振り返りながらゆっくりと目的地へ向かった。
石徹白川は標高1810mの銚子ヶ峰を水源にサクラマスで有名な九頭竜川へと注ぐ一級河川。中部のアングラーには昔から親しみが深く、アマゴもイワナもグッドサイズ・グッドコンディションと出会える確立が高い。午前中に庄川水系でヤマメを狙い、午後からアマゴを狙う。そんな贅沢な釣りも出来る好位置にあり、お気に入りの河川の一つなのです。
「さあ、いきましょう!」と到着するなり準備を整え、二人とも足早に川へ降りていく。しかし、無情にも空には厚い雲がかかり、雨もポツポツ降り出してきた。これを“恵みの雨”と願い、僕のシーズンラスト釣行が始まった。
開始早々、ルアーの後方を数匹のアマゴがチェイス!でも、ちょっとルアーとの距離が遠い。水位が低いせいかな。それともプレッシャー?それから数百メートル釣り上がるも、なかなかルアーとの距離が縮まらない。確実にアマゴはいるのに・・・・・・。
休憩。小ミーティング。「う~ん。しょうがない。アマゴはやめてイワナにしますか!」
早くも“アマゴ釣り”改め、“イワナ釣り”に変更。
仕切り直して開始早々、対岸から入ったSさんがネット片手にガッツポーズ!遠目に見てもグッドサイズと分かるシルエット。僕もカメラ片手に駆け寄った。スカーレット色の手編みネットに横たわるコンディション抜群なイワナ。早速、釣行記用に写真を撮らせてもらう。その後もSさんはイワナを連発する。僕は・・・・・・。何が違うの?連発のSさん。散発の僕。・・・・・・・。
お昼の時間。午前中の厚い雲もなくなり薄らと太陽が見え隠れする。今日の献立はSさんと僕が個々に持ち合わせた食材で作った“焼きそば”“ミートスパゲッティ”さらに“焼き肉”の豪華3品。雨上がりの清々しい森。心地よい秋風。素晴らしい景色と澄んだ空気の中で会話が弾めば、もう最高の食事!釣行記を書いている今、気が付いた。僕の釣行記って、いつも食事は最高!って書いている気がする。
昼食の会話の中、どさくさに紛れてSさんに聞いてみる。「イワナ連発ですね。すごいなぁ!何かキーワード見つけました?」「特別な事はないよ。でも、今日は明らかに活性低いよね!だからいつもより少しだけゆっくり引いて、イワナに長くルアーを見せているかな?」「なるほど。僕は分かっているはずなのに釣れないから普段より早くルアーを引いていたなぁ。」
お腹も満たされ、再度、川へ。キーワードは、“ゆっくり”。スローリトリーブに意識を集中して丹念に探る。“ガツン!”すぐに反応があった。隣で見ていたSさんがランディングしてくれた。サイズこそ大きくないが会心の一匹には違いない。「よぉーし!乗ってきたぞ!」と思った瞬間、雨が本降りに。最後と思ったキャストにも小さいアマゴが相手をしてくれた。
“ラストを飾る”と見出しを付けて釣行記を書くつもりだったけれど、“ラストを飾ろうと思ったけれど・・・・・・。”になった今期最後の釣行でした。
今シーズン、僕の下手な釣行記を読んで頂いた皆様!読みづらい文面ですみませんでした。来シーズンは、「おっ!すごいな!」と言われるような渓魚と釣行文が書けるように頑張ります。よろしくお願いします。