釣行 Stuff  鈴木2

2009年7月07日  「スタッフ研修会 ~秋神川~」   文・写真  Stuff 鈴木

 今日は単なる釣行ではなく、スタッフ研修会。「火曜日の休みを利用して実釣研修会を開催したいけど、勿論、休みだから自由参加ね。」と1週間前の週末に社長が言った。当然のように全員が参加することになった。
 今回の釣行で“釣る”は二の次で、優先課題はその過程に重要度をおいて“釣る”という その名の通りの“スタッフ研修会”である。道具の勉強メニューは、大きく分類するとロッド、ミノー、スプーンの3項目。ロッドはグラス、カーボンソリッド、カーボンチューブラー2タイプの計4種類。ミノーはフローティング、シンキング、ヘビーウエイト。アクション別にローリング、ウォブリング、ヒラ打ち。そして、スプーンは、3g、3.3g、4.2g、4.8g、5gの幅広からスリムタイプ。そして、流れの見方、川の歩き方、立ち位置、キャスティング、ウエーディング、カメラ撮影などビッシリなメニューを用意されている。いや、用意して頂いている。
 午前4時。飛騨高山の『古い町並み』に到着。最初は風景写真から。「全く人通りのないこの古い町並みを歩くのも釣りの楽しみだよ。」と社長。早速、カメラと三脚を持って歩いてみる。僕も昼間の古い町並みは何度も訪れたことがあるが、誰一人歩いていないこの風景は初めて。とても神秘的だ。早速、構図を決めてカメラを準備する。“構図はセンス”“絞り”“シャッタースピード”“ISO感度”“露出補正”の基本を一通り教えてもらった事を思い出しながらシャッターを切る。さっぱり上手くいかない。その中でも図々しく“まあまあ”だと思ったカットを2点アップしてみました。どうですか?まあまあですか?
 午前7時。今回のフィールド『秋神川』に到着。秋神川は、F.F.の雑誌では度々登場するメジャー河川。落差が小さく、水深もやや浅めで下流にダムを構える。川通しも難しくなく、静かな里川をイメージさせる。
 準備を済ませ、川に降りていく。「ロッドは、30分刻みに交換しよう!」「いろんな説明をする前に体で感じて!」と、いつもとは全く違うスタイルの釣りが始まった。「簡単に説明するとカーボンは、高弾性から低弾性までメーカーが幅広くアレンジするから一概には言えないが、今日のロッドは軽量化のレベルは“超”の域に到達しているものもある。仕上がりは細く、ファーストテーパーからスローテーパーまで展開幅も広い。バット部分にボロンコンポジットした反発力の・・・・・・(以下省略)。グラスロッドは、仕上がりが太く、ロッドの返りが遅い。キャスティングは、ベリーを上手く利用して力まずにキャストするとスムーズ。近年の技術進歩で一昔前のダラダラなイメージのグラスではない骨のあるグラスもある。仕上がりも随分細くなってきたし、粘りと強度が非常に強い繊維でクラッシックな雰囲気の・・・・・・(以下省略)。ソリッドは、・・・・・・(以下省略)。」社長の説明は全然簡単ではなく、かなりの長文になってしまうのでロッドの説明は終わり。
 さらに上流に移動。今度は、ルアーの特性と有効な攻め方。合わせて、立ち位置、キャスティングポイント、トレースコース、フィーディングレーン、ランディングポイントを同時進行で講師の口はさらに加速する。「僕の考えと知識が混じっているから絶対ではないよ。」と前置きがあり、「基本的な考え方は、フローティングミノーは、ダウン。シンキングはアップと考える。そこに、流れを見てアレンジを加えていく。シンキングをアップクロスにキャストしてダウンで攻めるとか。アクションでいうとローリングがダウン、ヒラ打ちがアップ。けれど、流れがルアーの相性と合えばヒラ打ちのダウンもローリングのアップも有効だろうし、シンキングのダウンも勿論有効になる。さらにウォブリング、ウォブンロールアクションとルアーの選択肢を増やして考える。ヘビーウエイトは、アップで一気に底まで落とす考え方から流れに負けないウエイトと立ち上がりを早くしているものまである。要は、ミノーの個々の特徴・特性をよく理解し流れを読んでイメージすることが出来ればミノーの可能性は無限大なんだ。」さらに説明は続く、「スプーンは、まず流れのないところで考える。スプーンが泳ぐスピードは決まっているから、リーリングスピードを調節してスイミングポイントを目視で確認する。同じ形状なら重い方がリーリングスピードが増す。つまりファストリトーリーブで攻めたいのなら重く、スローで攻めたいのなら軽くなる。レンジは、カウントダウンでどちらのスプーンでも同じ層を攻めることが可能。ここに川の流れを足したり引いたりする。アップで表層の流速に負けないウエイト、形状を選択したり、ダウンで吹け上がりを抑える選択が出来るようにセレクトする。さらにリーリングをプラスして考える。アップクロスの流れに乗せるなら早く巻き、ダウンクロスに入れるなら遅くなる。対岸ギリギリをドリフトで流していくならリーリングをリバースで送り込むことだって出来る。ミノーもスプーンもロッドアクション(トゥイッチ・シェイク・タダ巻きなど)とリーリング(巻く・ストップ・リバースなど)をプラスして考えると、もうパターンは数えられない。」「・・・・・・(以下省略)。」長すぎる・・・・・・。
 横で講師が喋り続ける間、3人のスタッフは、次々とイワナをヒットしていく。こんなメジャー河川なのに・・・・・・。こんなに釣れるの?・・・・・・。
 立ち位置、キャスティング、ウエーディングの講習が続くが、全て省略。
 今回の研修会で得た知識は、恐ろしいほど膨大な量だった。すぐに自分に身に付くとは思えない。でも、「ある程度の知識がないと楽しいものも楽しくないし、釣れない時にこう言えないでしょ!『ここに魚はいない!』『今日は誰がやっても釣れない!』なんて、本心から思える釣りの方がスッキリして楽しいでしょ!」「教えてもらった知識と自分で考えた方法を取り入れたら教えて貰った人より上手くなるから、全て聞き入れた方が得!」と、最後に社長が言っていたのがとても印象的だった。「その通りだ!」と心の中で僕も答えている。今日ほど釣れたのは久しぶりだったが、何故だか、釣果の印象が全く残っていない。いつもとは違う充実感があった。

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 今釣行のタックル紹介
 Rods  ufmウエダ STS-501MN-Si
       ufmウエダ BWS-50MRF-T
       ITO.CRAFT EXC-510UL
       HUMP SGS-5'8" type2
 Reel  DAIWA EXIST STEEZ 2004
       DAIWA CERTATE Vintage 2004
       DAIWA IGNIS 2004C 改
       Shimano STELLA 2000S
 Line  VARIVAS S.T.A VEP 4lb・5lb
       VARIVAS S.T.A 4lb
 Lure  ATARILURES 誘50F
       WADA CRAFT NORD・POINT50S
       EGOIST Leaf40S
       TACKLE HOUSE Twinkle 60S
       ITO.CRAFT 量産型Balsa蝦夷45S
       SKAGIT DESIGNS Chip Minnow40S
       HUMP Handmade HIRA50S
       ANRE'S Alexandra50HW
       ZipBaits Rigge 56F・56SS・56S
       Anglo HOBO50S
       SMITH D-CONTACT 50S
       metolo trout mt:ⅰ・mt:ⅱ
       Bassday SUGAR MINNOW SG 60F
       Art Fishing Bite3g~5.5g