釣行Stuff毛利1

2010年05月17日~19日  「 阿寒湖 2010 」 文・写真 毛利

 「黄金色に輝くアメマスと朝焼けの中でライズを狙って釣る阿寒湖の釣りは格別です。またチャンスがあれば、是非!遊びに来てください。」この言葉がきっかけで始まった阿寒湖への釣行。今年、阿寒湖で釣りをするのは2年ぶり。20年近く毎年訪れていたのだが、唯一Owl(アウル)の井上さんが亡くなった昨年だけ……行かなかった。
 昨年5月。僕が富良野~帯広を釣り歩いていると……“突然、電話が鳴った”。「あれ?今年は来ないの?ひょっとして、もう来てるの?」電話の主はOwlの井上さんだった。「えっ?お店 開けてるの?」「早く言って下さいよ!井上さんがお店 閉じていると思って富良野~帯広を釣り歩いてますよ!」「……これから来る?」「……無理ですよ!」
 そして10月。「今月末の阿寒湖のイベントに参加しない?」「ごめんなさい。無理っぽいです。また、来年の5月に行きます!」「わかった。それじゃ、また来年の5月に!」
その電話が最後になるとは夢にも思わなかった。井上さんと約束した今年の5月。それが今回の目的。「湖に立っている僕を何処からか見ていてくれるであろう。」と。

 5月17日。昨年より続く不景気の影響であろう。 名古屋-釧路(JAL)の便が無くなってしまった。これからは一度千歳空港に降りて 千歳-釧路(HAC)に乗り換えとなる。まぁ、それでも乗り継ぎを上手く組み立てれば釧路に早く到着するわけだから まんざら悪いことばかりでもない。少しだけ渡航料金は上がるけれど……。  
 釧路到着は12時。早速、レンタカーを借りて、地元FMを聴きながら阿寒湖へ向けてドライブ。阿寒湖が近づいてくるとエゾシカのお出迎えが始まる。13時過ぎ。阿寒湖到着。昼食に名物『奈辺久』の“わかさぎ天丼”(730円)を戴く。サクサクした食感で全く臭みのない逸品。この奈辺久も数年前に井上さんに教えてもらったお気に入りのお店。天丼のほかに“わかさぎ天麩羅定食”(1050円)もかなり美味しい。「阿寒のアメマスは毎日、こんな美味しいワカサギを食べてるのかな?」なんて考えながら夕マズメの良いイメージ(爆釣?)が膨らんでいく。
 昼食後、遊漁券を今日の分も含めて3日分購入。直ぐにホテルにチェックイン。事前に送った荷物を開いて早々に準備を開始。「さぁ、やるか!」と、腰を上げると、外は突然の大雨。初日の夕マズメは断念。僕の釣り、意外と多い……“雨”。
 夕食は井上さんの奥さんとご一緒する。お供え物を渡し、近況から雑談まで。「今日、ウェーダー買っちゃいました!」「えっ?釣り始めるの?」「うん。」「へぇ~。どんなウェーダー買ったの?」「白っぽいの。メーカーはよく知らない。まずは格好からね。」 彼女、数年後にはプロ顔負けの上手な釣り人になってたりして……。
 5月18日。午前4時。恐ろしく早い時間に湖に立ち込んでいる。1時間が経過。しかし、ライズの一つもない。ワカサギも居ない。おまけにチェイスもない。5時半過ぎ。朝陽が強く輝きだしたところで最初のヒット。40cmの綺麗な黄金色。続けてヒットしたのは、50cmアップ。奇麗な黄金色のボディだった。続けて45cm程。グッドサイズが3匹釣れた時点で一度湖から上がる。 「井上さん!どう?見た?この厳しいコンディションでグッドサイズ3匹。僕、上手でしょ!」
 朝食を済ませ、今日は屈斜路湖や周辺を釣り歩いてみようと出掛けてみる。夕マズメには勿論、阿寒湖に戻って釣りをするのだけれけど。
 大島前に15時頃から入る。25cmほどの可愛いアメマスが1匹だけ。今度は、ウグイ川の流れ込みへ。無反応。最後にもう一度、ホテル前のワンドへ。やっと40cm後半のアメマスがヒット。本日はここで終了。
 21時。「今日はどうでしたか?」「まぁまぁです。5匹釣れました。」「へぇ~良かったですね。私の知り合いの奥様がボッケで夕マズメの少しだけ入って10匹位釣れたらしいよ。明日はボッケね!」「……。」「知り合いの奥さん?……凹む。女性に負けてる……。」
 5月19日。3時半起床。2日続けて実に早起き。ボッケに行って釣れなかったら大変な事になるから、やっぱりホテル前に。“早起きは3匹の得?”なんて考えて釣りを始める。やはり、5時過ぎまで反応がない。5時半を過ぎた頃からポツポツと釣れ始める。“回遊”しかいないのかな? 7時半まで頑張るが、昨日同様の釣果に終わった。今回は、レインボーもサクラもイトウも出なかった。アメマス一色の結果となった。
 話は変わりますが、ここ阿寒湖で過去にこんな“凄い日”がありましたので参考までに書いておきます。読んでしまうと、きっと行きたくなりますよ!
 午前3時、窓の外を見ると空が薄ら明るくなり始め、湖面を温泉街の明かりが照らす頃、「雨か…。残念…。」と思いきや、全ての波紋がアメマスのライズ!当然、入れ食い状態。岸際の水深40cmくらいの所まで50cmクラスのアメマスがミノーを追い掛け回す始末。もう一つは、潜水艦が浮上してくるようにゆっくり背中を出してワカサギを呑みこんでいく70、80cmサイズの数十匹、数百匹の群れに遭遇。釣れたのは60cm台だったが、手元のランディングネットの中にいるアメマスより明らかに一回りも二回りも大きい艦隊でした。こんな話も。ミノー着水後、ベールを返した瞬間にヒット!100yrd全てのラインを出されて終わり。さらにもう一つ。アメマス・レインボー・サクラ・イトウを全て揃えてしまう幸運な日。なんて話が30回程来て1、2回づつあります。夢のような本当の話です。どうですか?行きたくなりました?
 最後に、画像でもご覧いただけると思いますが、Owlがありました。ユック民芸店というお店の一角にOwlコーナーを見つけました。このお店のオーナー夫妻の好意でスペースを確保して存続していました。なんでも井上さんと先輩後輩の関係だったとか。これからはこのお店のOwlにお立ち寄り下さい。弊社でも沢山のお客様にOwlの製品をお買い求め頂き有難う御座いました。無事に存続も決まりましたことから今月末をもちましてOwl特別コーナーを終了させて頂きます。皆様のご協力とご好意に感謝します。有難う御座いました。 

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 今釣行のタックル紹介
 Rods  ufmウエダ SSS-60Si・68Si
 Reel  DAIWA Type-R 2004・2506
 Line  VARIVAS S.T.A VEP 4・6lb
 Lure  Artfishing Bite 4.2g・5.5g・7g
       metolo trout mt:ⅰ・mt:ⅱ
       mt:ⅲ
       TACKLE HOUSE Buffet mute 50
       ZipBaits Rigge 56S・70S
       DUEL Stoop 70SR
 Photo Canon G10