釣行 Cadenza 米津氏2

2010年04月18日  「 フィールド釣行レポート その2 」   文・写真  【Cadenza】 米津氏

 毎年、桜が咲くこの時期、私の渓流釣行は ここ長野県の『根羽川』から始まります。昨年の釣行記で紹介した季節は“夏の根羽川”。今回は桜満開の山も極彩色に彩られる“春の根羽川”を紹介させて頂きます。
 今年は寒暖の差が激しい日が続いた4月。今日は残念ながら気温も急激に下がり、水温も低いことから簡単にはアマゴも顔を出してくれないだろうと思っていました。しかし、今釣行は私の試作段階の複数のハンドメイドミノーのアクションを確認するが本題ですから「少しだけアマゴやイワナの顔が見る事が出来ればいいなぁ。」程度に釣果を考え、ビルダー仲間のSS君とゆっくり昼前に自宅を出発。
 途中で昼食を済ませ、まずは年券を購入する為にMさんの所に挨拶を兼ねて立ち寄ります。
 早速、年券を購入し、川の状況を聞くはず……が、Mさんの“魚籠”の話で盛り上がってしまい、つい夢中に。いつも気になっていたこの“根羽魚籠”を手に取りじっくりと見せて頂きました。この魚籠は今もなお現役で使用されているとのこと。50年以上の歳月を経て飴色に変わり、ほころびはあるもののその圧倒的な存在感に“物作りの源流”を見たような気がして深く感銘を受けました。この魚籠、実は昨年の『渓流2009』にも掲載されていました。また、平家の落人伝説がこの魚籠のスタイルから噂されているらしいです。
 さあ、実釣開始です。時計は2時半。本流筋に入渓。最初に土手を降り立った場所は、川幅も広くアップ、クロス、そしてダウンクロスと様々なテストが可能。昨年から販売させて頂いているCadenza45sと複数のプロトモデル(様々なサイズ・ウェイト・形状・アクション)を比較しながらテスト&チェックを繰り返します。スイミングテストを繰り返す中、最初にヒットしたのは非常に朱点が鮮やかな成魚放流のアマゴ。次にヒットしたのが小型ながら姿かたちはとても美しい天然アマゴ。「自分のハンドメイドミノーにも この色を再現できないか。」と目に焼き付けて優しくリリース。ゆっくり釣り上がる中、適度にアマゴとイワナが遊んでくれます。今回使用したプロトモデルも上々の出来栄え。数ヶ所のエラーも見つけ、解決策を考え付いた事から、もう少し改良を重ねる事で現行モデルとは違うサーフェイスミノーが出来ると確信しました。
 今度は同行のSS君が先行して遡行していきます。SS君のハンドメイドミノーも次々とアマゴ・イワナをヒット。さらに釣り上がる中、お互いのハンドメイドミノーのコンセプトや問題点を話し合い、意見交換も情報交換もできた とても充実した一日となりました。ここで時計を見たら17時30分。十分な内容に本日はここでロッドを仕舞うことにしました。
 これから6月中旬までは根羽川は釣りもさることながら景色においてもますます良い季節になっていきます。皆様も一度、足を運んでください。
最後に、今年も一つ一つ丁寧に一生懸命気持ちを込めてハンドメイドミノーを制作していきます。今年もCadenza(カデンツァ)を宜しくお願いします。
 次回は新作ミノーの画像も含めた釣行記を書かせて頂きますのでお楽しみに。

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 今釣行のタックル紹介
 Rods  ufmウエダ STS-56Si
 Reel  Shimano STELLA 2000
 Line  VARIVAS S.T.A 3lb
 Lure  Cadenza 45S
       Cadenza 45S Proto