HANDMADE BUILDER & CRAFTMANハンドメイドビルダー&クラフトマン
魚類模型作家吉田 光
第1回目となる今回、最初にご紹介させて頂くのは同じ愛知県で活躍している魚類模型作家の吉田 光氏。吉田さんは愛知県半田市在住の39歳。彫刻のキャリアは約20年で3年前に『魚類模型作家 吉田 光』として独立。彼は独自の造形・彩色によるトラウトの美と質感を追求するとともに生命感をいかに表現するかに拘り、メモリアルトラウトヘッドマウントをはじめとする自身の彫刻作品を通じてトラウティストの皆さんと感動を共有したいと活動を開始しました。
振り返れば20年前に家具の化粧彫師の仕事に就いたことがこの世界に足を踏み入れるきっかけとなり、それからというもの仕事の合間をみては興味のある様々なものを彫りコンクールで入選するなど徐々に頭角を現してきた。そして10年ほど前に出会ったトラウトに魅了されてからはもっともっとトラウトの美しさを表現したい!追求したい!とさらにその情熱に拍車が掛かってしまったようだ。仕事に程近い趣味だったことも有利に働き知らず知らずのうちに自然に腕に磨きが掛かっていったのでしょう。
今年も高価な彫刻作品ばかりではなく比較的価格を抑えた美しい木製彫刻をはじめ、トラウトスカルストラップやトラウトヘッドブローチなどの真鍮加工を施した作品や木製彫刻のアクセサリーを発表しては次々と話題を呼んでいます。
来年は新しいことにもチャレンジしたい!とハンドメイドミノーの制作も手掛けるようですよ。彼曰く「僕は他のミノービルダーさんのように経験もありませんし、いろいろなアクションを取り込むほど知識も技術もないのでスタンダードなアクションでしっかりと水を噛んで泳いでくれるミノー作りの基本を現在猛勉強中です。僕はやっぱり彫刻の道を進む者として外観の美しさに拘った仕上りの作品を皆さんに披露したいと考えています。できれば、釣り人の皆さんを驚かせる作品を作り上げてみたいと思っています。」そんなコメントを僕にくれました。来年もまた、吉田 光がどんな作品を発表するのか今からとても楽しみです。




